この前ベンチに座って電車待ってたら、二人組のお姉さんがとぼとぼと近づいてきて、最初は「何だ?危ない状況になりそうかな?」と身構えた。というのも、ちょうどその数日前に、ミュンヘンかどっかの駅のホームで「チケットの買い方がわからないから助けてください!」って言われた日本人女性がその人を善意で助けてあげようとしたら急に脅されて金銭を要求されたみたいな事件があって、そうした事件に巻き込まれないように気を付けてくださいと在日総領事館から注意喚起されてたんだよね。「うわっ、今それと同じ状況なのか?」って思ってとっさに身構えたけど、結局話しかけてこられて、最初は軽い会話から始まった。「あなたはどこから来たんですか?」とか「いつからライプツィヒにいるんですか?」とか聞かれたから、「日本です」「そんなに長くないです」と答えつつ、いくつかそういったラリーを恐る恐るしてたんだけど、そしたら今度は急に「今度の日曜日に時間がありますか?」みたいに聞かれた。本当は何もなかったけど「ない」と答えたくなかったから「友達と会う予定があります」と答えたら、また、「その次の日曜日は時間がありますか?」と聞かれた。その質問にも「友達と予定があります」と答えたら、さらに「なら、そのさらに次の日曜日は何か予定がありますか?」と三週間先の日曜日まで予定を聞かれた。さすがに「(なんだこの人、なんでこんなにしつこく聞いてくるんだ?もしかしたら無理やりにでも逃げたほうがいいかも)」って正直思った。
けどそんなことを思ってたらいきなり「礼拝に興味がありませんか?」と聞かれた。そこでやっとこれは宗教勧誘なのかと僕の中で合点がいった。当然僕は宗教に興味がなかったから、「いやないです。」と答えた。しかしその後も彼女たちは「神のご加護があなたにうんたらかんたら…」ってグーグル翻訳で不完全な日本語に訳して、しつこく見せてきたりとかしてきたんだけど、全部無視して彼女たちの言ってることが分からないふりをしてた。そしたらちょうど自分が乗る予定の電車が来て「よっしゃ逃げれる」と思って「じゃあまたねバイバイ」って言って強引に会話を切って電車に乗り込んだ。
そしたらなんとその二人も僕の後をとぼとぼついてきて同じ電車に乗り込んできた。とても怖いよね。乗り込んできたと思ったらなんか二人でヒソヒソ何かを話し合ってた。そして急に私の方に近づき、「whatsapp(ラインのような連絡アプリ)持ってませんか?」とにこやかに言われた。当時僕はドイツの友人と連絡を取るために持ってたけど、さすがに持ってるとは言いたくないから「いや持ってないです」と答えた。そして、あまりにもしつこいので「ラインならあります」と軽く仕返しもした。日本人のほとんどが使っているラインだけどドイツだと使っている人なんてめったにいないからね。当然彼女たちの顔があからさまに曇ってるのが見えたよ。なんか上手くいかない時の不機嫌な顔をしだしてた。
そしたらついには僕のメールアドレスまで聞いてきた。「礼拝の時間と場所を送りたいのであなたのメールアドレスを教えてください」、当然メアドなんて渡すはずないから少し強めに「持ってないです!」と答えた。本当ならメアド持たずに留学なんてありえないけどね。そしたらとうとう次の駅で渋々降りて行ってくれた。彼女たちは若干怒ってるような、不機嫌そうな顔で最後Tschüss(バイバイ)と言って降りてった。
今回こういった宗教勧誘を経験したんだけど、実際にこういうことってあるんだなと思ってしまった。もちろん日本でも宗教勧誘されたという話は友人などから時々聞くけど、僕自身日本ではまだ経験したことなくて、こっち来て初めて経験したから少々びっくりした。
僕の実家には仏壇があるし、冠婚葬祭は仏教と神道の出番!というような家庭で育ってるから、そんな熱心な信徒ではなくとも多少なりともその二つには親しみはある。でもキリスト教なんてほとんど親しみがない。皆さんも宗教勧誘には気をつけてくださいね。もちろん興味本位でキリスト教の礼拝に行ってみたいというのは全然いいと思いますが、僕はメールアドレスとか絶対に渡したくなかったんで、行くとしても自分でどんな教会があるのか等含めて探してからいってみようかなと思います。
反省点があるとすれば、僕が話しかけられたときに少々真面目にコミュニケーションをとりすぎたなと思う。最初で本読んでるふりとかして無視するか、きっぱり断ってればしつこくされなかったんだろうなとも思う。

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